合同会社クッシー

音楽を中心とした
カルチャーにまつわる映像の企画制作!

夜、仕事がひと段落すると、レコードの針を落とす。かかっているのはボブ・ディラン「Nashville Skyline」1969年の作品。夏の終わりに地元に帰った時に友達から誕生日プレゼントで貰った。昔は本当に興味のなかった音楽。素晴らしい。

最近、職場で、プライベートで、いろんな悩みを聞く。いや、正確には悩みを聞いているわけじゃないけど、話をしてると、悩みを含んだ言葉の匂いを感じる。もちろん他人にはどうしようもできないから、うんうん聞くだけなんだけど。

慣れ、と、事件。大体はこの二つ。

しかし、慣れというものは恐ろしい。あんなに好きだった彼女が、あんなに好きだったライブが、あんなに好きだった仕事が、あんなに好きだったものと長い間連れ添うことによって、きらきらしていた自分の中のパッションは失われ、現実的なことが降りかかり、このまま続けていくのはどうなんだろうか、と多くの人は思っている。でも、幸せな方だよ、あなたはいい方だよ、とみんなには言われる。でもそんな友達の意見はアナタに届かない。

反対に、こんなことが起こってしまった!ってのもまた、ある。人生に多かれ少なかれ事件や事故はつきものだろう。あるいは、自分には遠いものと思っているかもしれないアナタにも、すぐ隣にそういった想像もできない出来事は影を潜めている。本当だよ?

大変なことが起こってしまった人は、大変だ(当たり前)。でも、何ごともなく幸せに見える人の中にも、慣れきった果ての空虚な世界の中で疲れてしまってる人もまた、いるに違いない。どちらも悩みの種となる。どちらが良いとかも無い、そうなってしまったんだから仕方がないし、思い返しても仕方がないのだ。もちろん、何事もなく幸せな人も中にはいるだろう(いや、どうだろう)。

安定している自分の世界には、不安定なものを招き入れ、不安定なアナタの世界には、安定しているものを招き入れよう。地面には落ちないくらいの左右のバランスの上を、軽やかに重心を移動させながら、行ったり来たりしたい。そんな風に今は思います。そんなことを思いながら、最近会った、ディレクターや、カメラマン、ミュージシャン、地元の友達、家族の顔をあたまに浮かべる。こんなにもいろんな人生で溢れているとは、中学生の時は想像できなかったな。

しかし、こんなに多感な40歳になるとは、恥ずかしいよな。そう、みんな恥ずかしいのです。みんな恥ずかしいんだから、別にいいよね。

いろんなことを思いながら、でも結局、願うのは健康のことばかり。2024年も、もーすぐ終わり。みなさん、走り切りましょう。

さようならスペシャスタジオ

2025年フロムナウオン

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